議会だより伝道師のブログ

議会だより勝手に通信簿【★★★★★】      

充実した議会だよりの条件・要素

多くは予算によるところだと思いますが、いずれにしても限られた紙面をどのように充実させるか…多くの編集委員である議員の皆さまが悩まれていることと、お察ししています。

 

また、多くは年4回の各定例会ごとに発行されている議会だよりの記事選びや、ネタ探しにご苦労されていることでしょう…

 

予算の決定・決算の認定といった、主に3月と9月の定例会号にあっては、それらのやり取りが中心となり、紙面の充実が図られているはずです。

 

問題は、比較的ギ案も少なく、特に補正予算にも目立った事業等がない6月・12月の定例会号ほど、紙面をどう充実させるか悩むところです。

 

もちろん、私も同じように苦労した経験を持っていますが、そんなある時に気付いてしまったんです。

 

そう、議会だよりの充実は…

 

議会の充実がなくして成り立たない

 

ということに。

 

言われてみれば当たり前のことかもしれませんが、これが中々できていない議会がとても多いこと…

 

恥ずかしながら…私がお世話になっていた議会も、いわゆる旧態依然のまま、何となく“保守”と思われる地元の名主…みたいな先輩方が多数であり、今でこそ言われて久しい【議会改革】やら【議会の活性化】といった取り組みに挑む素振りは微塵もなく…閉塞感がプンプン漂うそんな議会であったと振り返ります。

 

決して、それが【悪】ということではありませんが、議員であることが目的になってしまっている方もチラホラ…

議員という立場は、あくまで一つの手段に過ぎず、議員になって何をするか、何をしたいか、が本来の目的であり大切なことだと考えています。

 

それぞれが本気で有権者・住民のために取り組んだこと、それらが議会だよりの紙面に反映されるべき内容だと考えています。

 

もちろん、単に議場や委員会室での質疑・質問と答弁とのやり取りを紙面に反映することも大切ですが…

それだけでは、読み手である住民にとって退屈な紙面になってしまい、読者の獲得には繋がらないと実感しています。

 

さらに現在ではホームページから多少の時差はあれど、やり取りの詳細(会議録)を閲覧することも可能であり、やはり議会だよりの役割や魅力は、それ以外の部分に重点が置かれはじめているように感じています。

 

特に私が力を入れた記事は、「住民参加型」の企画物でした!

 

大幅な紙面リニューアルにあわせて、それまで以上に、紙面に住民が登場する機会を増やすとともに、お題についての簡易なコメント・イニシャル・性別・年齢…程度の内容で依頼し、紙面登場のハードルを下げるといった新たな試みも取り入れました。

 

先の充実した議会とあわせて、充実した議会だよりに欠かせない要素として…

 

紙面への住民の登場

 

が挙げられます!

 

何より、住民に対して身近な存在であることは、議員各位の日々の取り組み・積み重ねにかかっています。

 

議会だよりは、まさに議員各位の取り組みを映す【鏡】といっても過言ではありません。